アボリカルチャー
岐阜で行われたITM(あいたーんみーてぃんぐ)にて。
山村に飛び込んだ熱い林業者の集まり、がありました。
今回のテーマは「特殊な伐採へのいざない」
アメリカでの研修を終えた上伊那森林組合のジローさんとセイジさんを講師に、アボリカルチャーとは何かを学びました。
百聞は一見にしかずということで初っぱなから動画をば。。。
まずは木登り。ツリークライムです。普通に木に登るのの半分の力で上がれます。すいすいと~
柳の木が建物の屋根の上に張り出してきたので枝を伐採します。枝といってもかなりの大きさですが。
高所作業というと安全を切り売りするような仕事だと思っていたのですが、アボリカルチャーのそれは全く違うモノでした。ともかく安全ありき、です。アメリカの道具は破断強度や耐荷重がはっきり明示してあるので荷重計算がきっちりとでき安心して作業ができます。
桜を落とす。アボリカルチャーのすごいところはstatic rigging(すたてぃっくりぎんぐ。無理矢理直訳すると静的な索具装置)にあります。ロープと滑車などを駆使してゆっくり下ろします。
そもそもアボリカルチャー(Arboriculture)は樹木のある文化を指します。アメリカでは庭に大きな自然木があることがステイタスシンボルになり、文化として発展してきたそうです。ですから単に高所伐採ということではなく「樹木と共に生きる暮らしをデザインする」考え方です。
それは緑のある景観づくりと言いつつも人工的な日本庭園や刈り込まれすぎた街路樹を作ってきた日本の文化を変えうる力があると思いました。まだまだ一般的ではないですがこれからが大きく期待できます






今朝のNHKの「おはよう日本」で上伊那森林組合の特殊伐採チームのことを取り上げていて、調べていたらこちらに辿り着きました。高所作業車を使わずに済むということは、その木の根にもダメージを与えずに済みますし、素晴らしい技術ですね。こちらで動画を拝見させて頂いて、改めて感じました。動画、感謝です。
投稿: きらん | 2010-07-29 23:45
2年前にはまさかNHKに取材されるとは。。。
周囲の反応も「このまえNHKでやってたけど~」と営業がやりやすくなったような気がします。どんどん活躍して欲しいですね。
以下NHKのHPから抜粋
企画 「里山の民家を守れ!特殊伐採チーム」
7月29日(木) 最近、「里山林」と呼ばれる住宅地のそばにある山林が荒廃し、枝が民家の上にまで覆いかぶさり生活に支障をきたすケースが増えている。長野県の上伊那では、森林組合が「特殊伐採チーム」を結成し、ツリークライミングの技術を駆使して、荒廃した里山林の伐採・枝打ちの作業の請負を始めたところ、依頼がほぼ毎日舞い込むようになった。チームでは、住民に「木と共存する意識」を持ってもらおうと、必要最小限の枝だけを選んで切り、木の表面を傷つけないよう作業にあたる。リポートではチームの活動に密着。年々荒廃する里山の今を報告する。
投稿: bota | 2010-08-11 00:03